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日本の神様たちの意外な話

2012.12.01.Sat.01:47

日本には「八百万(やおよろず)の神」とよばれるほどたくさんの神様が存在します。八百万(やおよろず)というのは800万ではなく、「無限」という意味でして、自然に存在するものすべてに神様が宿っているとされています。

今回は、そんな数多く存在する日本の神様たちの中から、意外なものの象徴である神様や「そんな神様がいるんだ!?」という神様、そして神様たちのちょっとしたこぼれ話などを紹介します。



●トイレの神様は本当にいる
トイレの神様という歌がはやりましたが、実際に日本にはトイレ(便所)の神様が存在します。厠神や烏枢沙摩明王がそれにあたり、トイレを守ってくれているそうです。また、朝夕の6時はトイレの神様が別の神様と相談する時間なので、その時間はトイレには入らない方がいいのです。

●学問の神様は恋愛も得意
学問の神様である菅原道真公ですが、実は恋愛の神様としても祭られています。道真公は家族思いで、多くの子宝にも恵まれたため、とされています。

●エビスさまはいっぱいいる?
商売繁盛の神様とされているエビスさまですが、実は何人もの神様がエビスさまと呼ばれているのです。エビスさまというのは単なる呼称で、その正体は蛭子命や事代主神、または少彦名神や彦火火出見尊という神様だとされています。地域によってエビスさまは異なるのです。

●七福神の布袋さんは実在した!?
七福神のひとりで富の繁栄をもたらすとされている布袋尊ですが、実は実在したと言われている神様なのです。布袋尊は中国の唐の時代のお坊さんで、予知能力で人々を導いたとされています。日本ではまず図像として広まり、その後福の神として信仰されるようになりました。

●神の世界の仲裁人『菊理媛神』
日本神話の中に、「男神イザナギが子供を産んだ際に亡くなった女神イザナミを取り戻すため黄泉の世界に向かう」という話があります。この話の中で、イザナギとイザナミは口論となるのですが、その仲介役を務めたのが菊理媛神(くくりひめのかみ)という神様です。神様同士の争いをうまく鎮めた菊理媛神は今で言うところの「やり手弁護士」だったのかもしれませんね。

●大国主は子沢山
出雲神話に登場し、国造りや農業の神様として信仰されている大国主(おおくにぬし)。大国主は多くの子供を残したと『古事記』には記されており、その数はなんと180(日本書紀には181)にも上ります。そこまで多くの子を残しているにも関わらず、子作りの神様でないのは不思議ですね。

●天狗になる……の意味
自信過剰な人やうぬぼれている人の事を「天狗になっている」と言いますが、なぜ天狗に例えられるのかその理由をご存じでしょうか? 実は天狗は「慢心の象徴・権化」でして、そこから「天狗になる」という言葉が生まれたと言われています。

●『ビリケンさん』は芸術家の産物
大阪の通天閣などに祭られている、幸福の神様ビリケンさん。実はこのビリケンさんは、アメリカ人の芸術家が夢に出てきた人物をモデルに作成した像が大元なのです。これが世界に広まり、日本でも幸運の神様として愛される存在になりました。

神仏習合という、別々の宗教の神様でも気にせず"神様"であると信仰する風習がある日本には、さまざまな神様が存在します。今回紹介した以外にも、変わった象徴の神様や逸話があるので、気になった方は調べてみるとおもしろいかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)


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